All About「アウェーで聴衆のハートを掴んだBABYMETALの努力。コアなファンを掴んだ歩み」
「アーティストの海外進出」と「幸せな結婚」の共通点って?
まず彼女達が世界で成功したのは、決して日本のアイドル文化をきっかけにしたものではありません。いわゆる「クールジャパン」をはじめとする、アニメ的な「萌え文化」や「カワイイ文化」は世界でも注目されてはいますが、あくまでカウンターカルチャーであり、主流ではないのです。
当時も、もっとそれ以前も、多くの日本人アーティストが世界へ挑んでいきました。もちろん、海外でライブを成功させた人たちはたくさんいますが、BABYMETALのように本当の意味で「商業的な成功」を成し遂げたケースは残念ながら皆無か、ほとんどないか、というところです。
その壁を乗り越えていった「彼女達の強み」は何だったのでしょうか? 彼女たちの海外での活動を振り返ってみましょう。 BABYMETALがコアなファンを掴んだ歩み まず、彼女たちは、約2年前(2014年)から積極的に海外のフェス(ライブ)に出演しはじめます。
海外の音楽ファンは本当にシビアで、観衆を盛り上げるには、絶対的な歌唱力、バックバンドの演奏力、楽曲のクオリティー、すべてが不可欠です。ただ「若くてカワイイ10代の女の子」というだけでは絶対に通用しません。 知らないアーティストとなれば、その目はさらに厳しくなり、ブーイングなどをされる恐れもある現場。
まさに10代の女の子には酷な状況と言えるほど「アウェー」だったと思います。それにもかかわらず、そのライブを成功させ、その出来を受けて殺到したメディアに対して積極的に英語で答え、メッセージを届けようとしました。 そんな彼女達の実力、大きな努力とひたむきさに、最初は、ちょっと冷めて観ていた人ですら、ライブ後には彼女たちの虜になり、「コアなファン」がひとライブごとにどんどん増え、それが世界へと拡散していったのです。
つまり、その瞬間の自分たちが与えられた状況の中で、最大限に自分たちのできる最高のパフォーマンスを世界に届け、聴衆とひとつになれる形を模索していった結果と言えるでしょう。 逆に、もしも、彼女たちがいわゆる日本的な「売り出し中のアイドル」のようなマーケティングをされていたらどうだったでしょうか?
つまり、パフォーマンスを知られていない状態で、メディアのバラエティなどに登場し、その結果、本当の魅力を知らない世間の意見に振り回されてしまう。その結果、音楽性やメンバーのメッセージがコロコロと変わることになってしまえば、音楽を評価してくれていた「コアなファン」が離れていってしまうかもしれません。その結果、一時的にチヤホヤしていた「にわかファン」もアッという間に離れ、ついには海外から撤退……ということになりかねなかったかもしれません!?
やはり、ライブという生のパフォーマンスで、アウェーの場所で体当たりのパフォーマンスをしたからこそ、コアなファンと強い絆で結ばれることになったのだと思います。
※BABYMETALに関する所だけを抜粋しています。
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アウェーの婚活でも、「コアなファン」に出会える5つの恋愛論をご覧になりたい方は
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http://allabout.co.jp/gm/gc/463488/
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