Yahoo!ニュース『BABYMETAL』好きなおっさんよ、立ち上がれ!海外席巻 大和撫子の雄姿を見よArray「BABYMETAL」好きなおっさんよ、立ち上がれ! 海外を席巻している大和撫子の雄姿を見よhttps://t.co/ZoqVBKQfkY pic.twitter.com/dJBDhDg1N0
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2016年5月15日
「BABYMETAL」好きなおっさんよ、立ち上がれ! 海外席巻 大和撫子の雄姿を見よ
いやあ、おじさん記者がはまってしまった。いま世界をとりこにしている日本の3人組女性ユニット「BABYMETAL(ベビーメタル)」だ。実は周囲のおじさん仲間にも「AKB48の曲は耳に残らないのに、BABYMETALの曲はすぐに頭に入った」という「ベビメタ中毒」が急増中なのだ。
BABYMETALとは何か。「アイドルとメタルの融合」をテーマに、ボーカルのSU-METAL(スゥメタル=中元すず香、18)、YUIMETAL(ユイメタル=水野由結、16)、MOAMETAL(モアメタル=菊地最愛、16)の3人で2010年に結成。14、15年にワールドツアーを敢行するとともに動画サイトに投稿したミュージックビデオ「ギミチョコ!!」(再生回数5千万回超)などが評判になり、海外での知名度が一気に急上昇した。
海外で受け入れられている要因の一つには、愛くるしい衣装をまとった少女3人の可憐な容姿からくる日本独特の「カワイイ文化」の影響もあるだろう。今年は4月に世界同時発売のセカンドアルバム「METAL RESISTANCE」が全英総合アルバムチャートで15位を記録。米ビルボードのアルバムチャートでも初登場39位と、1963年に14位を記録した坂本九さん以来53年ぶりにトップ40入りを果たした。現在3度目のワールドツアー中で、「2020年東京五輪の開会式で演奏するにふさわしい」との声も聞こえる。
SU-METALの力強くも透明感ある歌声。YUIMETALとMOAMETALのキレキレのダンス。海外でも「神業」と絶賛されるバックバンド「神バンド」による演奏。これらが三位一体となって「メギツネ」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」「KARATE」などのヒット曲を生んだ。昭和のアイドル歌謡には耳に残るメロディーが必ず入っていて、今でも愛され続けている。
最近はそうしたキャッチーな(親しみやすい)曲が少なくなったと嘆いているおじさんにとって、BABYMETALは大好物なのだ。
ただ悲しいかな、ベビメタ中毒のおじさん連中に聞くと、家族から白い目で見られるためコソコソ隠れてユーチューブに投稿された動画などを見ているという。50歳を超えた大の大人が10代の少女の歌声やダンスにうっとりしている姿は、確かに異様に映るかもしれない。
しかし、BABYMETALに関しては「少女」というより世界を相手に戦っている「闘士」と呼ぶにふさわしい。アルバム「METAL RESISTANCE」の最後の曲「THE ONE」には「音楽で世界をひとつにする」というメッセージが込められている。
音楽の前ではみな平等。おじさんも堂々とBABYMETALファンを公言しよう。
メタル界に〝処女性〟を持ち込んだ3人の少女が今後どうなっていくのか、おじさんにはとても興味がある。これから数年後、人生経験を積んだ彼女たちにどんな変化が現れるのか、注目していきたい。
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