欧州のロックバンド ベラコール「BABYMETALはオーストラリアでも有名だけどね(笑)」
●https://www.barks.jp/news/?id=1000128243
オーストラリアのヘヴィ・ロック・バンド、ベラコールが、通算4作目となるアルバム『ヴェッセルズ』で日本盤デビューを飾った。
エクストリームでプログレッシヴ、そしてメロディアスな音楽性は、欧米のメタルとは一線を画するもので、有袋類や巨大ワニなどと同様、オーストラリアならではの独自の進化を遂げた孤高のヘヴィ・サウンドを貫いている。
バンドのピアノ/キーボード奏者であるスティーヴ・メリーが、ベラコールの成り立ちと2016年6月22日に発売となった『ヴェッセルズ』を語ってくれた。世界のヘヴィ・ロック生態系を一変させるバンドの登場だ。
略
──ベラコールのライヴにはどんな観客が集まりますか?
スティーヴ・メリー:俺たちの音楽はエクストリームなメタルだから、ワイルドな気分になりたくてやってくるキッズが多いけど、あまり暴れるタイプではないみたいだね。
ヘッドバンギングもするけど、真剣に耳を傾けてくれる。音楽を暴れるための口実にはしないタイプが多い。メルボルンのファンはいつも盛り上がってくれるし、パースも熱狂的だ。シドニーの観客を乗せるのはちょっと難しいんだ。何故だろうな。
これまでヨーロッパには3回行って、ドイツやチェコ、ポルトガル、ルーマニアでプレイしたけど、ドイツのメタル・ファンは凄くクレイジーになるね。『ヴェッセルズ』は俺たちの4枚目のアルバムだけど、新しいスタートだと考えている。
このアルバムに伴うツアーで、どうしても行きたい地域が3つあるんだ。まずメロディック・デス・メタルの本場の北欧、特にイェーテボリでプレイしたい。それからもちろんアメリカにも行きたいけど、やはり一番ライヴをやりたいのは日本なんだ。
俺たちにとって日本は決して遠くないけど、謎に満ちた国なんだ。J-POPというジャンルは聞くけど、バンドはあまり知らない。BABYMETALはオーストラリアでも有名だけどね(笑)。
『ヴェッセルズ』は、俺たちを日本に連れていく交通機関(vessel)になると信じているよ。
取材・文 山崎智之
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