BABYMETAL「神バンド藤岡幹大インタビューが面白い!BMに参加した経緯、海外での話など」Array【インタビュー】藤岡幹大、世界をまたぐ神バンドと世界を震わす仮バンド https://t.co/9ilPNRbJHH #BARKS #BABYMETAL pic.twitter.com/F0IB3QPyMG
— BARKS編集部 (@barks_news) 2016年7月3日
【インタビュー】藤岡幹大、世界をまたぐ神バンドと世界を震わす仮バンド
既婚で子煩悩、身長158cmで長髪でかわいい顔をしながらも、時にキツネ様が下りて来て神バンドの白塗り小神様として海外のメタルフェスで圧巻のパフォーマンスを繰り広げる、そんなギタリスト藤岡幹大(ふじおかみきお)をご存知だろうか。
にこやかで柔らかい笑顔を見せる藤岡幹大だが、キツネ様がいようといまいと、彼が超絶変態テクニックギタリストであることに変わりはない。
音楽の幅広さと教養は日本でも指折りのギタリストであり、変拍子や変態的なリズム・メロディを好み超絶なテクニカルプレイをいとも安々と繰り広げる。
神バンドには第3のギタリストして2013年9月<イナズマロック>から参加し、2015年の<ワールドツア>ーより正規のメンバーとなった彼だが、現在は仮バンドなるこれまた超絶なバンドを結成、驚愕のプレイを見せつけている。
神バンドと仮バンドという2つのバンドで常軌を逸するプレイを見せる藤岡幹大とは、どんなギタリストなのか?
──BMETALに参加するようになったいきさつは何ですか?
藤岡幹大:そもそも最初は当て振りバンドだったんですけど、生バンドが付き始めたのが2013年の5月だったと思います。私の所にオーディションの話が来て、それをパスして2013年9月<イナズマロックフェス>から参加することになりました。
この時点ではまだ生バンドでのプレイは一部だけで、全部生演奏するのはフェス出演の時だけだったんですけど、2014年から完全生バンドでの演奏体制に変わりました。バンド的な転機は2014年の武道館2daysあたりからですね。この武道館公演では僕は弾いてないんですけど、それ以前のフェスでは、完全当て振りバンドでアイドル枠で出演していたと思います。
──バンドメンバーは入れ替わりが多いんですか?
藤岡幹大:ここ1~2年ぐらいは僕はずっと弾いてますね。2014年ぐらいまではそれぞれのスケジュールによって、大っきい神様、中ぐらいの神様、一番小さい神様の私が軸になりローテーションしてます。それぞれ別のプロジェクトもやってますから、上手にスケジュール組んでという形です。
だから最初の頃は、僕が弾くパートがライブごとに違った感じがします。混乱しましたよ、リハで頭振りながら弾いてたら、ずっとユニゾンになっていたみたいな事もありました(笑)。
──海外に行き始めたのはいつ頃からですか?
藤岡幹大:2014年の7月からです。単発のツアーでZEPぐらいのライブハウスを何本かやって、それでイギリスのメタルフェスの<ソニスフィア>に出演したのが、最初の大掛かりな海外ツアーでした。
──生バンドでのパフォーマンスはヨーロッパが最初だったんですね。
藤岡幹大:そうですね、集客はヨーロッパの方があります。多いのはUKとドイツです。特にUKはウェンブリー・O2アリーナでワンマンをやりましたから。
──他にはどんな国でプレイを?
藤岡幹大:国の数で言うと、もの凄い数行ってます。スイス、イタリア、フランス、オランダ…覚えきれてないです。ドイツも広いのでドイツ国内で何ヶ所か行ってますし。
──今春、アメリカのTV番組にも出演していましたよね。
藤岡幹大:アメリカのTVは、作り方が日本の昔っぽい感じがしました。例えばTV番組の構成の仕方なんかも昔の日本っぽいですね。レイトショーに出たんですけど、番組専属の箱バン(生バンド)がいて、ジングル(番組転換時に流れる短い曲)とかも全部生演奏で凄かった。
昔ドリフターズとかが生演奏してたTVの時代っていうんですか、そんな感じですよね。そこでは、サウンドチェックの時点で、局のスタッフ達からの扱いが急に良くなったんですよ。
──どういうことですか?
藤岡幹大:「マイクで音を録るのじゃなくて、ラインで録ってくれって」話したんです。「え?」みたいな反応だったんですけど、スタジオに行ったら既にマイクがセッティングされてたんで、「マイクはダミーですか?」って訊いたら「これで録る」と。ステージも狭かったから「音がかぶりまくって音が悪くなるから、ラインで録った方が良い」ってこっちから言ったんです。
そしたらサウンドチェックの途中から色々やってくれるようになって、急に扱いが変わった。終ってからも現場はメッチャ盛り上がってました。スタッフの人も皆凄く良かったって言ってくれました。
──BMETALでの活動をきっかけにまわりの環境に変化はありましたか?
藤岡幹大:海外まで観に来てくれている人もいますね。また入り待ち/出待ちはどこの国でもあります。バスとかもバレていると思います。
──白塗りはしていないからわからない気もするんですが。
藤岡幹大:ええ、キツネ様が下りて来てないですから、普通の小さなおじさんです(笑)。
でも握手して時間がある時は写真を一緒に撮ったりする事もあります。素顔は全員バレてます。
──ブラジルではベストアーティスト・ベストインストルメンタル賞でランキングされていたり、メタルファンからはバンドに対しても高い評価を得ていますからね。
藤岡幹大:入り待ち/出待ちで、そういうのは感じますよね。ウェンブリー・アリーナでは、物販会場やアリーナでいい席を取るために前日から並んでいたみたいです。
──そもそも白塗りというのはどういう経緯で?
藤岡幹大:あれは本番の時間が近付いてくると、キツネの神様が憑依してああなるんです。
──毎回デザインが違いますよね。特にBOHさんの頭は凄い。
藤岡幹大:そうですね、キツネの神様がイタズラしている感はありますよね。神様のおふざけというか。BOHさんの頭をみればいつのライブか分かりますよ。年始一発目は「迎春」でしたから。
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──バスの中ってどうなっているんですか?
藤岡幹大:バンドバスは2階建てになっていて、1階にも2階にもリビングと簡単な調理器具があってトイレも付いています。1台のバスで16人分のベッドがあります。でもベッド自体は狭くて起き上がると頭ガンって打ちます。2週間が限界かな…。
移動が多いんですけど、フリーな日は地元の楽器屋に行きます。「おまえキツネのメンバーだろ?」って言われたこともありますよ。
──ワンセットどれくらい演るんですか?
藤岡幹大:最近は徐々に長くなってきて、1時間ぐらいはやってます。短くて40分ぐらいかな。基本MCもないですから、立て続けに曲を演奏するので、その勢いにオーディエンスがのまれて盛り上がって来る感じですね。ウォール・オブ・デスとかやったらライブ中止という事になっているにも関わらず、正直ほぼ毎回起きています。
──完全なメタルバンドですね。
藤岡幹大:完全なメタルバンドです。ステージには近付けないようになっているのでステージに上ってくる人はいないですけどね。日本のライブでも同じ現象は起きていますが、海外の方が規模が大きいような気がします。お客さんは日本も海外も男の人の方が多いですけど、日本は徐々に女の人のお客さんも増えている感じがします。なんだかんだ言って日本のツアーの方がいいですけどね。ご飯は美味しいし、気が楽だし。
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