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一見なんだと思うBABYMETALが世界のファンを惹きつける理由!音楽業界に大きな衝撃を与えた



一見なんだと思うBABYMETALが世界のファンを惹きつける理由!音楽業界に大きな衝撃を与えた

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http://blogs.itmedia.co.jp/honjo/2016/11/babymetal.html


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一見なんだと思うBABYMETALが世界のファンを惹きつける理由







(日本マーケティング協会月刊マーケティングホライズン 2016 vol.10 (特集テーマ「和える」)に寄稿したものです)


 

ヘヴィメタル・サウンドとともに十字架に貼り付けの姿で現れるカワいいアイドル3人組のコンサートは、「Death! Death! Death! BABYMETAL Death!」の掛け声とダンスで始まった。




BABYMETALは世界中のファンを熱狂させ、この9月の東京ドームでの世界8カ国22公演ツアーを締めくくるライブは、初日のチケットはファンクラブでも手に入らないほどの人気。

筆者は追加発売の二日目に足を運んだが、アイドルファンと思しき人もいれば、メタルバンドの大御所ホワイトスネイクの話をするメタルファンもいて、また女性も多くシルバーの方もいるという、多様なオーディエンスが史上最多の5万5千席を埋め尽くした。



 

BABYMETALは、異質の組み合わせによるイノベーションだが、アイドルぶりも、メタルの本格さも、妥協なく和えている。良い素材を上手に料理すると良いものができるが、BABYMETALはゴツゴツした素材が組み合わさって、新たな味と食感をもたらしている。










嫌われ好かれる驚きのプロダクト



 

会場では、「これ考えた人、ノーベル賞ものだね」との声も聞かれたが、誰もが最初は「えっなんじゃこりゃ」と思うのがBABYMETALだ。そこからファンになる人もいれば、強い批判をする人もいる。これは、強烈なプロダクトの証左でもある。

例えば、ハードロックバンドの金字塔レッドツェッペリンは、かつて渋谷陽一(音楽雑誌社ロッキング・オン社長)の人気ラジオ番組で年間ベストアルバムとワーストアルバムを同時に受賞したことがある。関心が湧かなければ、無視されて終わるが、人に驚きを与えるプロダクトゆえの反応だ。



 

米国メタル界の有名人ロブ・ゾンビ(元White Zombieリーダーで、ゾンビ=生き返った死人を名にするようにホラー映画的なイメージのアーティスト)が、一般のメタルファンと、BABYMETALについてツイッターでこんなやりとりをしている。





メタルファンA「俺は大人だけど、これには泣きたくなる。BABYMETALはあらゆるメタルへの屈辱だ。奴らの(自称)音楽には何か殺したくなるよ。」





ロブ・ゾンビ「おい。彼女たちはツアーでやってきた良い子だよ。お前は不機嫌なおいぼれしてるだけだろ」





メタルファンB「あいつらは酷いよ。アホらしい。ロブは好きだけど恥を知れ。」





ロブ・ゾンビ「BABYMETALはお前よりイケてるぜ。」





メタルファンC「ロブ、ウソだろ?BABYMETALはJ-Popであってメタルじゃない。まあ好みは人それぞれだろうけど…」




ロブ・ゾンビ「この3人の女の子は、オレが一緒に演奏したバンドの9割よりエネルギッシュだったぜ。」



 

筆者がインディーズ・バンドのイベント制作やマネージャーをしていた頃、新しい音楽を自由に楽しむのは子供のような純粋な心を持っている人が多いと感じた。従来のメタルや音楽に染まった心では、BABYMETALを門前払いにしてしまうが、オピニオンリーダーのプロ達が、「えっこれいいよ」と感じて支持しているのは理由がある。



 
BABYMETALが支持される背景には何があるのか、WHATとHOWの二つの視点から迫ってみたい。













(記事略)

愛されるグループを創るには?



 

BABYMETALは、アイドルをヘヴィメタルの形式に放り込んだと言うと簡単だが、日本語のアイドルとメタルの素材感は強く維持されたまま、和えて新しいものを創造した成功例だ。



 

凄腕の男4人のバンドを従える主役はかわいい女の子3人組。メタルゴッド(前出のロブハルフォード)と共演しても、スタイルを崩さない。従来メタルの逆説で、マニッシュに男と張り合わずに、こちらに巻き込んでしまう。だから女性にも人気があるし、ファンは従えられたくなってしまうのかもしれない。



 

色々と理屈を並べてみたが、歌・ダンス・サウンドとごまかしなしで、それも臆することなく自信をもってぶつけてくるBABYMETALは、幅ひろいファンのハートをつかまえる。

100%力を出しているコンサートは、見ている方も熱くなるし、BABYMETALをサポートする真摯さと熱気が相まって、かつて見たことのない空間を形成していた。



 

BABYMETALはリスナーだけでなく、既存の音楽業界に大きな衝撃を与えた。一定のパターンで産業化されると、ヘヴィメタルでなくとも行き詰まるのは世の常だ。音楽だけでなく、原点に戻って、感動するものを追求することがますます大切になっているのではなかろうか。





※全文は上記リンクから



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この記事を書いた人

2014年にBABYMETALにハマり、2015年3月に総合情報サイト『BABYMETALまとめもりー』を開設しました。
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