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BABYMETAL「ガンズ・アンド・ローゼズに感じた”成熟”ベビメタも健闘の日本ツアー最終公演を観て」

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1: YG防衛軍 ★@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 05:22:33.71 ID:CAP_USER9
 1月29日、さいたまスーパーアリーナへ行ってきた。Guns N’ Rosesの日本ツアー最終公演である。この日はサポートアクトとしてBABYMETALが出演したが、チケットを買った段階ではまだそのことは告知されていなかった。だから、私の行く日が、MAN WITH A MISSIONのサポートアクト担当日になっていた可能性もあった。このことは、多くの観客が同様だったと思う。

 ガンズといえば、かつてはボーカルのアクセル・ローゼズの傍若無人な行動で悪名を轟かせたバンドであり、ライブの開演が遅れがちなことで知られる。延々と客が待たされることは珍しくないし、その我がままぶりが彼らの芸風として認知されている。この点は、X JAPANの受け入れられかたに近い。したがって、ガンズのファンからすると、サポートアクトが時間をとったうえにさらに待たされるのはきついという感覚があったはずだ。

 そして、キャラクターがやんちゃなバンドのファンにありがちなことだが、飲酒している客がけっこういる。2007年の前回のガンズ来日公演では、サポートで登場したMUCCが、やじられるのを幕張メッセで目撃した。だから、BABYMETALの場合はどうなるだろうか、と思った。

 自己紹介ソング「BABYMETAL DEATH」で始まった彼女たちのステージは、同曲終了後、神バンドの演奏をひとしきり聴かせる場面を設けた。バンド・メンバーの力量の確かさを見せて、ガンズ・ファンを納得させようとする展開である。その演奏から雪崩れこんだ「あわだまフィーバー」は、当日のBABYMETALのセットリストのなかではアイドル歌謡的な詞を持った曲であり、ガンズからは遠い世界観である。会場は微妙な空気になった。アウェイというほどではないが、様子見、高みの見物といった具合だ。

 しかし、少女3人は、「メギツネ」、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」などBABYMETAL流のメタルを臆することなく、堂々とパフォーマンスした。SU-METALが「KARATE」で会場に合唱するよう呼びかけたほか、手拍子を求めたり、ラストで次にガンズが登場することを告げるなどしたが、すべて英語だった。彼女たちのふだんの日本公演であれば、MOAMETAL、YUIMETALが観客に対し「聞こえないよぉ」、「もっと、もっとー」と日本語で呼びかけるところだが、それはなし。つまり、BABYMETALは英語しか発せず、海外から来日したグループであるかのように振る舞ったのだ。それは彼女たちが各国でライブ経験を積み、自信を身に着けたことを印象づけるものだった。そうすることでBABYMETALはガンズの登場前という難しい場面に対応し、よく健闘していたと思う。

 30分強だったBABYMETALのステージが終わってからガンズが登場するまでは1時間ほどだった。BABYMETALの登場前にもガンズの登場前にも場内にはQueen(アクセルがファンだったりする)の曲が流されていて、同じ曲を2回聴くくらい時間が過ぎた。お行儀がよい律儀なバンドであれば、オープニングアクト終了後30分程度で出てくるだろう。だが、1時間ならばガンズにしては上出来な早さである。デビュー作『Appetite for Destruction』の収録曲「It’s So Easy」からスタートした彼らのライブは、2時間50分にも及ぶ長いものだった。

 1980年代後半から1990年代にかけて絶大な人気を獲得したガンズだが、「マザーファッカー」という言葉を連発していたアクセルの「俺様」ぶりが災いしたのだろう。オリジナル・メンバーは、次々にバンドを去っていった。前回の来日は、彼以外は全取っ替えとなり、それでもバンドにテクニシャンを集めていたから、上手にこなしていたことを覚えている。また、バンドを脱退したギターのスラッシュが、2010年のサマーソニックにソロで出演し、別のボーカリストを起用してガンズの曲を弾くのも観た。アクセルのみのガンズも、スラッシュのソロも、自分がガンズの曲を演奏する正当性を主張しているようで、なにやらギラギラしていて力んでいる印象があった。

 それに比べ、今回のガンズのツアーは、オリジナル・メンバーであるスラッシュ、ベースのダフ・マッケイガンが復帰し、アクセルを含め旧友3名が久しぶりに顔を揃えている。ダフは往年のイメージを崩さない体形を保っているが、アクセルとスラッシュは年齢相応にふとめになったのは否めない。なにかと苛立った気分をあからさまにしていた若い頃とは違い、ステージでの今の彼らは落ち着きをみせるようになった。互いが分かれて活動していた頃の力みとは違って、ある種のリラックス・ムードがうかがわれる。ファンのほうも年齢層が上がったことを踏まえてなのか、アリーナに設けられたスタンディングのスペースは前方の一部に限られ、椅子席が多く用意されていた。メンバーもファンも大人になったのだ。



2: YG防衛軍 ★@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 05:22:49.42 ID:CAP_USER9
 ライブでは、「Chinese Democracy」など、スラッシュやダフの脱退後に作られた曲も演奏されるとともに、もちろん、「Welcome to the Jungle」、「Rocket Queen」、本編最後の「Night Train」、アンコールを締めくくった「Paradise City」など、往年のハード・ロック・ナンバーが中心となった。

 そうしてパワフルな演奏をする一方で、映画『ゴッドファーザー』の「愛のテーマ」、Pink Floyd「炎~あなたがここにいてほしい Wish You Were Here」、The Rolling Stones「悲しみのアンジー Angie」といったバラードの有名曲がギター・インストの形でカバーされて時おり挿入される。以前から、激しさばかりでなくセンチメンタルな側面もこのバンドの持ち味だった。本編終盤ではアクセルがピアノを弾く「November Rain」、ボブ・ディランのカバー「Knockin’ on Heaven’s Door」、アンコールではアコースティックなアレンジで口笛から始まる「Patience」というガンズのセンチメンタルな面を代表する曲が演奏された。ライブにおいて、バラードがより聴かせるものになっているあたりに、彼らの成熟が感じられた。

 さて、BABYMETALが海外アーティストのサポートアクトを務めるのは、Red Hot Chili Peppersのイギリス・ツアー、Metallicaの韓国ソウル公演に続いてガンズで3バンド目だ。この後には再び、レッチリのアメリカ・ツアーに帯同することが決まっている。

 いずれも1980年代から活動を始めた、これら3バンドの歩みをふり返ってみる。まず、ガンズは、ケバケバしい衣裳やメイクが特徴で長髪揃いのためヘアメタルと呼ばれた流行における、荒ぶる異端児だった。また、過去にはガンズと一緒にツアーをしたこともあるMetallicaは、もともとは重いギター・リフを高速で演奏するスラッシュ・メタルのパイオニアだった。それに対し、ヒップホップ由来のラップをロックのバンド演奏に乗せることを一般化したレッチリは、1990年代初頭にはヘアメタルに象徴される商業的ロックに対抗するオルタナティブ・ロックの代表選手とみられていた。3バンドとも強い個性を持ち、独自のファン層とポジションを得ていたわけである。だが、バンドとしてキャリアを重ねるうちに、いずれもそれぞれの歩みかたでより間口の広いロックへと変貌していった。昔は、わかる人にはわかるといったバンドだったが、今ではほどよく大御所になり、往年の曲はビンテージ化して立ち居振る舞いも軟化したため、以前より近づきやすくなったのだ。

 3バンドのボーカリストの年齢をみてみると、レッチリのアンソニー・キーディスが54歳、Metallicaのジェイムス・ヘッドフィールドが53歳、ガンズのアクセルが54歳(ちなみに、ハイスピードのメタルという点でスラッシュ・メタルに対する日本からの応答であり、BABYMETALのリスペクト対象でもあるX JAPANのYOSHIKIは51歳)。そして、SU-METALは19歳だ。3バンドとBABYMETALは、年齢からすると親子のような距離感である。

 さいたまスーパーアリーナ公演終了後、ガンズのバンド・メンバー全員とBABYMETAL3人の集合写真がネットにアップされた。悪童だったあのアクセルが、ポーズをとる少女3人の後ろで保護者の1人であるかのように立っている。この組みあわせは微笑ましいものだった。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170205-00010008-realsound-musi


11: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 05:43:09.21 ID:VOlD3MZu0
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51: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 10:06:12.76 ID:SLiIdu9m0
>>11
ど真ん中がアクセルでいいの?
赤い帽子は違うよね?


19: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 06:28:34.67 ID:fZm4SDq70
ガンズのFacebookフォロワー2700万人
ベビメタのFBフォロワー83万人


31: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 07:26:35.65 ID:b1afRgop0
アクセルが笑顔で集合写真に収まるとはなw


33: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 07:50:57.22 ID:K3sHhilW0
>>31
真ん中アクセルなのか スラッシュも奇妙なオヤジになっちまったなw ちょっとがっかり


35: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 08:06:50.53 ID:9Tub1ufa0
>>31
アクセルの猫帽子の方が衝撃だっただろ。


58: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 10:37:37.63 ID:A8MeUgPK0
>>31
赤くしとくわ。あり得んことばかりた。


32: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 07:32:23.04 ID:E1odu39yO
アクセル・ローズに単独でインタビュー出来た日本人

伊藤政則
酒井康
増田勇一
内田真紀子



44: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 09:42:14.85 ID:M0s5H55R0
ストーンローゼズとの違いがわからん


45: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 09:52:30.65 ID:bgN7Splv0
今のガンズに初期を聞いてなくて、Chinese Democracyから純粋にファンになった人たちっているのだろうか?


46: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 09:55:50.19 ID:j43Y6Wvr0
行ってきたが、スゲー良かったぞ
やっぱアクセルは最高や
スラッシュもダフも見れて感慨深いものがあったわ

ダフを除いて見苦しいデブになっちまったが、ホントによかったわー
シンセのお姉さんが、初音コスなのも可愛かったし、



47: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 09:59:28.83 ID:Rw66NtnI0
ガンズ、横浜と埼玉行ったけど
すげ~!!!!
良かったよ!
ベビメタちゃんは前座で良く頑張ってたよ
悪くなかったよんよんよん♪



61: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 10:51:27.59 ID:70y64q9u0
いつの間にスラッシュとダフが復帰したんだ
実質アクセルのソロプロジェクトみたいになって、バケットヘッドとかがギター弾いてたときもあったのに


62: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 11:08:50.62 ID:dHz4aYbC0
で、どれがガンズなのよ


63: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 11:33:10.58 ID:DCfKh6tG0
トレイシーガンズはいない
アクセルローズはいる


64: 名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止 2017/02/06(月) 11:35:10.47 ID:N87TVVhZ0
>>63
トレーシーが今やってるバンド
デビルシティエンジェルスかっこええで






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この記事を書いた人

2014年にBABYMETALにハマり、2015年3月に総合情報サイト『BABYMETALまとめもりー』を開設しました。
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